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聖和学園短期大学
紀要2023

聖和学園短期大学紀要2023

山本信、金野麻衣|幼児の協調運動発達の要因に関する保育者の視点 —”不器用さの疑似体験” を通した視点の変化に着目して—

著者
山本信、金野麻衣
題名
幼児の協調運動発達の要因に関する保育者の視点 —”不器用さの疑似体験” を通した視点の変化に着目して—
著者(ローマ字)
YAMAMOTO Makoto, KONNO Mai
題名(英語)
Preschool Teachers’ Perspective on Developmental Factors of Children’s Motor Coordination: Change of the Perspective through Experience of “Simulated Clumsiness”
要約
本研究では、幼児の協調運動に関する保育者の視点の変化を捉えることを目的とした。保育者養成校の学生78名および現職保育者32名を2グループに分け、一方のグループには利き手と逆の手を使った作業をしてもらい、その後、両グループに、幼児の手指の操作に関する質問を行った。その結果、利き手と逆の手を使った操作によって、保育者の視点が「目に見えやすい動作」から「協調運動」へと変化しやすくなる可能性が示唆された。
キーワード
幼児、協調運動、保育者の視点、気づき、発達支援
ページ
1-9  本文を見る

相良奈津|製菓衛生師受験に関する調査2022 —コロナ禍以前の調査と比較して—

著者
相良奈津
題名
製菓衛生師受験に関する調査2022 —コロナ禍以前の調査と比較して—
著者(ローマ字)
SAGARA Natsu
題名(英語)
Survey on Confectionery Hygienist Examinations: Survey and Comparison before COVID-19
要約
本研究では、本学キャリア開発総合学科製菓衛生師養成課程の学生のコロナ禍以前と以後の、製菓衛生師受験に関する実態の把握を行い、比較検討することで今後の教育に役立てていくことを目的とした。その結果、コロナ禍以前と以後の学生に大きな違いはなかったが、合格できる学生と出来ない学生には「学習時間」や「取り組む姿勢」の違いがみられた。
キーワード
製菓衛生師、製菓衛生師受験、製菓衛生師養成課程、国家資格
ページ
11-23  本文を見る

齋藤美香| [研究ノート]学生・教員の共同によるルーブリック作成の試み

著者
齋藤美香
題名
[研究ノート]学生・教員の共同によるルーブリック作成の試み
著者(ローマ字)
SAITO Mika
題名(英語)
Research Note: Collaborative Attempt of Rubric Creation by Students and Faculty
要約
本研究では、世代間交流活動について、学生同士また世代を超えた地域の高齢者と協働して行うために何が求められるのかを焦点としたルーブリック作成を試みた。作成においては、介護福祉士養成課程の学生6名が主体で教員と協働で行った。その結果、学生主体でルーブリック作成をすることにより、評価項目やその視点の認識が学生たちに意識づけられ、主体的かつ能動的な実践へと結びつき、自律的学習を促すツールとして、有用性が高く、対象学生の実状にあった利用ができた。
キーワード
高齢者、地域、世代間交流活動、ルーブリック、レーダーチャート
ページ
25-37  本文を見る

吉川和夫|変奏曲「キーウの鳥の歌」 —— 作曲と分析

著者
吉川和夫
題名
変奏曲「キーウの鳥の歌」 —— 作曲と分析
著者(ローマ字)
KIKKAWA Kazuo
題名(英語)
Composition and Analysis: “Kyiv Bird Song” Variations
要約
変奏曲「キーウの鳥の歌」は、筆者がクラリネットとピアノのために作曲した作品である。本研究では、作品成立に至る過程や作曲の意図等について述べ、全曲の楽譜を掲載するとともに、楽曲分析を試みた。変奏のテーマは、ウクライナの作曲家オレクサンドル・ビラシュ (Oleksandr Bilash 1931–2003) 作曲による歌曲である。変奏主題は楽曲全体の冒頭には示されず、第7曲目で完全な姿を現すなど、伝統的な形式とはやや異なったあり方を模索している。
キーワード
音楽の創作、変奏曲、楽曲分析、ウクライナ
ページ
39-62  本文を見る

永野篤|KJ法のステップにおける隘路についての考察 〜インタビューにおける単位化〜

著者
永野篤
題名
KJ法のステップにおける隘路についての考察 〜インタビューにおける単位化〜
著者(ローマ字)
NAGANO Atsushi
題名(英語)
Leveraging Original Text as an Alternative to the Coding: Efficient Step for Effective Results in KJ-Method
要約
文化人類学におけるフィールドワークのデータを統合し発想を得る手法として開発されたKJ法は、半構造化インタビュー質的研究処理に応用されている。その際の単位化における課題を創設者・川喜田二郎の取り組み方・考え方を援用し解決を提案した。断片化はHRAFを念頭におき [質問・回答] の [QA] モデルではなく [刺激・反応] の [SR] モデルを採用する。圧縮化は厳密性にこだわらず「自分語」や「他人語」の考え方を踏襲し、図解化・叙述化後に実施する。
キーワード
KJ法、質的研究、川喜田二郎、単位化、半構造化インタビュー
ページ
63-71  本文を見る

永野篤|学習者のレベルが広い場合における英語教授の試み 〜異文化世界の体験を通じて〜

著者
永野篤
題名
学習者のレベルが広い場合における英語教授の試み 〜異文化世界の体験を通じて〜
著者(ローマ字)
NAGANO Atsushi
題名(英語)
Influence of Learning English and American Culture for Diverse Learners: Leading to Multiple Pathways
要約
英語検定5級以下から準2級程度のレベルと想定される学習者群を対象に授業を行い、各人の知識・学習意欲に応じた効果の達成を目指す試みを記録した。英国、米国、その他のオーラル英語を、地域・時代が異なる映画・音楽、演説を通じて異文化体験する。細かい文法的理解よりも、英語に順化し日常的に接する可能性のある単語やフレーズを直観的にとらえ、英語文化への理解を高め、今後の関心を広げ深める可能性が目指された。
キーワード
教育人類学、授業記録、英語学習、異文化理解、オーラル英語
ページ
73-88  本文を見る

永野篤|キャリア教育におけるチームワークと個人の力を伸ばす試み 〜DXを活用し共有意識を高める〜

著者
永野篤
題名
キャリア教育におけるチームワークと個人の力を伸ばす試み 〜DXを活用し共有意識を高める〜
著者(ローマ字)
NAGANO Atsushi
題名(英語)
Teamwork and Encouragement of the Individuals in Career Education: Sharing the Digitalized Awareness
要約
地域総合科学科であるキャリア開発総合学科では、9つの異なる領域を学ぶ200人近い学生群を6〜7人のチームに編成し8週間にわたる企業研究を実施させた。個別の課題・ニーズのみならず参加者全員の感想・コメントをワードクラウドにより統合し、授業開催期間中毎回フィードフィードバックを行い意識の共有化を図った。気付きをうながし能動的な取り組みが活性化されたと考えられる事例もあり、自律性向上に資する可能性が示唆された。
キーワード
キャリア教育、チームワーク、企業研究、テキストマイニング、ワードクラウド
ページ
89-100  本文を見る

岩淵摂子、上村裕樹、金野麻衣|保育者養成における協同学習による授業展開の試み —グループワーク「音によるあそび」をテーマとして—

著者
岩淵摂子、上村裕樹、金野麻衣
題名
保育者養成における協同学習による授業展開の試み —グループワーク「音によるあそび」をテーマとして—
著者(ローマ字)
IWABUCHI Setsuko, UEMURA Hiroki, KONNO Mai
題名(英語)
A Study of Teaching through “Collaborative Learning” in Preschool Teacher Education: The Group Activity on the Theme of “Play with Sound”
要約
保育者養成において協同学習の手法により実践的な保育活動を想定した授業実践に取り組んだ。テーマは「音によるあそび」とし、主体的で協同的な学びを目指した。その実践における学生の自己評価と自由記述の分析を行った結果、グループワークの活動自体とそれらの共有によって、多様な音の気づきや遊び方の豊かさ、年齢に合わせた活動を考える難しさ、さらには保育者としてのあり方について、学びを深めたことが報告された。
キーワード
協同学習、音あそび、サウンドスケープ、振り返り、リフレクション
ページ
101-111  本文を見る

岩淵摂子、佐藤万利子、松村万里子|保育者の保育における歌の捉え方から子どもの歌の展望を考える —コロナ禍における保育者へのアンケートから—

著者
岩淵摂子、佐藤万利子、松村万里子
題名
保育者の保育における歌の捉え方から子どもの歌の展望を考える —コロナ禍における保育者へのアンケートから—
著者(ローマ字)
IWABUCHI Setsuko, SATO Mariko, MATSUMURA Mariko
題名(英語)
A View of Children’s Song in a Post-Covid 19 Childcare from Nursery School Teacher’s Thinking about Songs in Childcare
要約
コロナ禍の中で保育者は子どもと歌うためにどのような工夫を行っていたのか、また以前のように保育現場では歌う活動ができるのか、保育者の子どもの歌に対する思いから考察することができると考え、保育者へ行った子どもの歌についてのアンケートの自由記述をテキストマイニングにより分析した。結果、歌うことは子どもの自己表現でありコミュニケーションの手段でもあると保育者は捉えていることが分かった。
キーワード
子どもの歌、歌う、自己表現、コミュニケーション
ページ
113-121  本文を見る

大曽根学、鎌倉洋志、菅井友裕、永島功三、類家巨承|『仙台自主夜間中学』の現状と展望について 〜学習者、スタッフ、事務局への調査を通して〜

著者
大曽根学、鎌倉洋志、菅井友裕、永島功三、類家巨承
題名
『仙台自主夜間中学』の現状と展望について 〜学習者、スタッフ、事務局への調査を通して〜
著者(ローマ字)
OSONE Gaku, KAMAKURA Hiroshi, SUGAI Tomohiro, NAGASHIMA Kouzou, RUIKE Takatsugu
題名(英語)
A Study of the Current Status and Prospects of Sendai Volunteer Junior High Night School: Through Interviews and Surveys with Learners, Staff, and Administration
要約
教育機会確保法の観点から、令和5年に東北地方で初めてとなる公立夜間中学が仙台市に設置される。しかし、それ以前から仙台市では任意団体により「仙台自主夜間中学」が開講されており、学び直しを求める学習者に寄り添う学びの場の提供を約8年に渡って展開してきた。本研究では、今後の夜間中学の発展に資することを目的に、仙台自主夜間中学に通う学習者、運営するスタッフ、事務局について調査し、現状の把握と今後の展望を考察した。
キーワード
夜間中学、仙台自主夜間中学、生涯学習、学び直し、不登校、教育機会の確保
ページ
123-143 
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/seiwaacjp/seiwa.ac.jp/public_html/seiwa_kanri/wp-content/themes/seiwa_new2024/page-kiyou.php on line 110

金野麻衣、石森真由子|保育内容指導法「健康」に関する一考察 〜学生の「健康」に対する意識と経験について〜

著者
金野麻衣、石森真由子
題名
保育内容指導法「健康」に関する一考察 〜学生の「健康」に対する意識と経験について〜
著者(ローマ字)
KONNO Mai, ISHIMORI Mayuko
題名(英語)
A Study on Instructional Methods of Childcare Content “Health”: Awareness and Experience of “Health” among Childcare Teacher Training Course Students
要約
保育学生対象の保育内容指導法「健康」において「就学前までに定着させたいと思う生活習慣」ならびに「生活習慣に対する意識と自身の経験」について調査した。自分自身が学んだ経験がない項目に関する知識や指導法については、非常に消極的な知見がみられた。説明力についての自己評価は、模擬保育をすることによって本人の理解度や指導イメージが深まる一方で、常に現代社会で求められることの知識を学ぶ機会が必要であった。
キーワード
保育内容、健康、生活習慣、模擬保育
ページ
145-155  本文を見る

高間章、及川佳澄|聖和学園短期大学 スポーツ系公開講座 変遷と今後の課題(2)

著者
高間章、及川佳澄
題名
聖和学園短期大学 スポーツ系公開講座 変遷と今後の課題(2)
著者(ローマ字)
TAKAMA Akira, OIKAWA Kasumi
題名(英語)
Seiwa Gakuen Junior College Extension Lecture on Sports Transition and Future Challenges (2)
要約
本学では公開講座スポーツ教室を実施している。本研究ではダンス教室、バレーボール教室のこれまでの活動を分析した。その結果、ダンス教室はコロナ禍においても参加人数が増加しているものの、学内イベントでの発表が無くなるため、練習内容の充実に力を入れること、バレーボール教室は学生スタッフの参画の工夫や、参加者の発育発達に合わせたボールの選択や練習メニューの工夫が課題として見出された。
キーワード
公開講座、地域貢献、スポーツ教室
ページ
157-163  本文を見る