4月23日 (火)、仏教行事「降誕会(ごうたんえ)」を開催しました。お釈迦さまのお誕生を祝う行事です。式典は、聖歌「三帰依文(さんきえもん)」を唱えた後、仏教青年会委員による「献灯の舞」「献花」の後に鎌田文惠学園長を導師として読経を行い、伊澤理事、庄司監事、三浦学長の焼香の後、学生代表による灌仏(かんぶつ)が行われました。その後、仏教青年会委員による礼讃文(らいさんもん)の朗読に続いて鎌田学園長の法話をお聞きし、最後に聖歌「四弘誓願(しぐせいがん)」を唱えて式典は終了しました。
降誕会(ごうたんえ)
ブッダの誕生日である4月8日のお祝いを 「降誕会」といいます。 別の呼び方に、 白象に乗った花御堂(はなみどう)の誕生仏に甘茶を注ぐ (灌仏) ことから 「灌仏会(かんぶつえ)」、 たくさんの花が開く時期のお祭りのため 「花祭り」 などがあります。
本学にとっては、新しい年度を迎えて最初の仏教行事です。 1年生は、夢と希望をもって本学に入学した目的や意欲を新たに、2年生は、 自分の将来の進路に向けて目標や課題をしっかりと見つめ直す機会として、 式典に臨みました。
お釈迦さまの誕生
ブッダ(お釈迦さま、 釈尊)は、インド北部のヒマラヤ山麓に居を占めていたシャーキヤ (釈迦) 族スッドーダナ王の王子ゴータマ・シッダッタとしてお生まれになりました。
伝説では、ブッダはこの世に生を受ける直前には天上界の一つ兜率天(とそつてん)にあり、そこから降下して母親マーヤー夫人の胎内に入りました。マーヤー夫人は、白象が自分の胎内に入る夢を見たと言われています。
ルンビニーの園で誕生なさった直後、ブッダは自分の足で7歩あるき、 右手で天を、左手で地を指さし、「天上天下唯我独尊」 (天にも地にもわれ一人尊し) とおっしゃいました。 その伝説に従って、 絵画や彫刻で多くの誕生仏像が表現されています。





