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令和7年度「入学式」学長式辞

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 桜の開花がもうすぐ宣言されようとしている、春の穏やかな季節となりました。
 本日、鈴木繁雄理事長様を始め、ご来賓のご臨席を賜り、第74回聖和学園短期大学の入学式を迎えることができました。キャリア開発総合学科130名、保育学科59名、計189名の皆さんをお迎えできたことを嬉しく思います。ご入学おめでとうございます。また、保護者の皆様には、感謝とお祝いを申し上げます。私たち教職員一同、皆さんの入学を心待ちにしておりました。

 本学は、昭和二十六年四月に開学いたしました。今年で創立七十四年目となります。また、10月に開催される大学祭は、50周年という節目の年にも当たります。この間、本学から一万五千名もの学生が卒業し、様々な場所で活躍していらっしゃいます。聖和学園のブランドと、国際的に認められている「短期大学士」という学位を胸に刻みながら活躍していることと思われます。

本学の建学の精神は、「慈悲」「和」「智慧」の三つです。「慈悲」とは、自分と他者を大切に慈しむ心です。「和」とは、人がお互いに支えあい協力し合う心です。「智慧」とは、多くの知識や情報を得るとともに、物事の善悪を見抜こうとする心でもあります。この三つの教えを通して、人間教育を学び、地域社会に貢献する有能な人材を育てることを建学の精神としています。
 本学には、「奉仕」の気持ち、「人の役に立ちたい」という思いを持っている学生が多くいます。人の幸せや困りごとに寄り添う感性を持ち、そのための知識や技術を磨くことは、まさに、「慈悲」「和」「智慧」の三つを大切にする建学の精神を具現化することになります。
明日からはガイダンスが始まり、来週からは新学期の授業が始まります。これから『人間と仏教』などの授業を通して、建学の精神についても、より深く学んでいくことになるでしょう。

 皆さんは、どのようなキャンパスライフを描いて入学されたのでしょうか。
本学には、2つの学科があります。キャリア開発総合学科に入学された皆さんは、多彩な資格を取得することで、自分の進路選択の可能性をより広く高めていくことになるでしょう。一方、保育学科に入学された皆さんは、乳幼児期の子供の成長発達にとって、とても重要な時期に携わるという、高い専門性と責任感のある仕事に就くことを目指すことになるでしょう。
 そのような皆さんを、私たち教職員は、少人数指導を活かし、一人一人に対して、きめ細やかに対応します。大学生活においては、学習の仕方を自分で選択し決定していく難しさもあります。また、人間関係において葛藤が生じることもありますし、さらに、職業選択で悩むこともあるはずです。しかし、皆さんにとって、「聖和学園短期大学を選択して良かった」と思えるように、皆さんを全力で支えますので安心してください。 

 現在、そしてこれからの世の中は、障害のある人ない人、性的マイノリティ、個人の価値観といった「多様性」の時代、不安定で不確実な世の中を意味する「ブーカ」の時代、インターネットやSNSを始めとした通信インフラである「情報化・デジタル社会」の時代、家庭生活や地域生活の豊かさと貧困、戦争や紛争などで生活環境が脅かされている「経済格差」の時代など、実に生活しにくい時代となっています。
 皆さんは、このような時代をこれから生き抜いていかなければなりません。人生の中で一番楽しいと言われる大学生活を謳歌しながら、一方で、人間社会の生き方を学ぶ2年間です。自分自身を見つめ、社会人として出発するための知識と技術を身につけ、感性を磨いていただきたいと願います。きっとこの2年間で、皆さんの夢や目標が見付けられると信じています。ともに学ぶ仲間はもちろんのこと、皆さんを支えてくださっているご家族の方、様々な面で支援してくださる本学の教職員に対して、敬意をもって接していきましょう。

 明日から待ちに待った学生生活が始まります。長いようで短い二年間の学生生活をどのように過ごすかは、皆さんの心がけ次第です。
 最後になりますが、健康で充実した2年間になることを祈って、皆さんをお迎えする「式辞」といたします。

令和7年4月2日
聖和学園短期大学 学長 三浦光哉