2025年1月9日 (木)、今年度最後となる仏教行事である「涅槃会」を開催しました。お釈迦さまが亡くなって安らかな境地「涅槃」に入られたことを偲ぶ行事です。式典では仏教青年会委員の学生が司会を行い、仏教青年会委員の学生が「献灯の舞」を披露した後に、導師の鎌田文惠学園長が読経を行い、三浦学長の焼香に合わせて学生と教職員が一斉に合掌、礼拝をしました。学園長による法話のあと、来賓としておいでいただいた鈴木繁雄理事長よりご挨拶をいただきました。
涅槃会はお釈迦様の命日である2月15日に行われる法要ですが、本学では行事日程の都合上、1ヶ月早い1月に行っています。涅槃会の法要には、追悼と報恩という2つの目的があります。お釈迦様を偲ぶ「追悼」だけでなく、恩に報いるという意味も持っています。ステージの仏壇の上には涅槃図(ねはんず)が掲げられています。お釈迦様の最期の様子を描いた絵です。お釈迦様だけでなく、弟子たちや動物、植物なども描かれています。
涅槃会はお釈迦様の追悼・報恩のための法要ですが、命のつながりについて考えるきっかけにもなります。この世に生まれた命は、いつか終わりを迎えます。しかし亡くなったあとも、ご先祖様が生きていた事実や、生前に成し遂げたことは無くなりません。ご先祖様から受け継いだ命について考え、改めて感謝の気持ちを持って、一日一日を大切に過ごしていきましょう。