平成23年度のあゆみ

平成23年度の始まりは前月の中旬に起きた東日本大震災に始まった。

平成23年3月11日(金)14時46分、マグニチュード9の大地震が宮城県牡鹿半島沖を震源として「東日本大震災」が発生、大津波や火災などにより、多くの方々が尊い命を亡くしてしまいました。本学園からも6名、うち聖和短大からは2名の方がお亡くなりになられました。哀悼の意を心から表します。
当時短大にいた教職員はあまりの揺れの激しさになすすべがなく、揺れが収まった後校舎を巡回して学生の安否、建物の被害状況を確認するのが精一杯でした。学内で避難した学生は当日の夜22時ごろには友人のアパートなども含めて全て帰宅することはできましたが、電話がつながらず、どうすることも出きない状況でありましたが、仙台港をはじめ海岸沿いに大津波が来ているという情報はラジオやスマホで確認できたものの、被害の規模は想定もできないほど大きな津波でした。
翌日、かろうじて緊急メールによって学生の安否確認を行いましたが、1週間後の3月18日の卒業式を中止する情報などは放送局に出向いての連絡しかできない状況で、新年度の入学式も中止せざるを得ない状況でしたが、授業再開のめどが立った5月5日に入学式を開催することができました。残念ながら写真を撮るまでの余裕はなく、亡くなった方々のご冥福を祈ったことだけが思い出されるような悲惨な思い出であります。このことを後世まで忘れることなく、常に災害に備えておくことの大切さを思い知らされました。
その後も、授業も延び延びになり、本当に落ち着かない年でりましたが、YOSAKOIをはじめとしてバレーボール大会、いずみ絆プロジェクトに3団体が選定されるなど、後期になってやっと授業や地域貢献活動が本格的に行われるようになりました。

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